血虚とは

血虚とは?

血虚とは、中医学でいう血が少ない状態のこと。血虚というと、いわゆる貧血と混同されがちですが、やや違います。血虚とは、貧血も含みますが、血液の濃さが正常であっても量が少ない場合も含んでいます。ちなみに、貧血とは、血の成分が足りない、血が薄いという状態です。

血虚の症状

皮膚が白っぽくなる
顔色が悪い
めまいや立ちくらみがする
血圧が低くなる
肌が乾燥する
目の疲れが起こりやすい
月経不調
疲れやすい
髪がパサパサしている
手足のしびれ、冷え
不眠

血液は、酵素や栄養素を全身に運ぶと共に老廃物を運び出し、体を温める働きがあります。血虚の場合、体が酸欠になり、栄養が足らず、疲れやすい体質になってしまいます。血虚は、婦人科系の病気や美容に障害が出てきます。血虚をそのままにしておくと、子宮内膜が薄くなり、生理の期間が短くなったり、不妊になる恐れもあります。

血虚による不妊の症状

月経の量が少ない。無月経
生理期間が3、4日と短い
卵子の質が悪く小さい
低温期が長く高温期が短い
生理の終わりの頃から体がだるい、腰やお腹が痛む

血虚の原因

アトピー性皮膚炎やリウマチ、ガン、出血、月経などで血が体外に出たり、血液の生成に障害があると血虚になります。女性の場合は、出産の後に血虚になり易いようです。このことから、血虚は、男性よりも女性に多い症状です。

血虚になり易い体質

血虚は胃腸が弱い人に多いようです。また、食事のバランスが取れていないと血虚になり易いといわれています。また、胃腸が弱いことから消化に良い柔らかいものやジュース、お菓子などを食べ過ぎると血虚がひどくなります。

血虚の予防と改善

まず第一が睡眠です。ストレスや疲れがたまらないよう睡眠を十分にとることが必要です。また、自然治癒力を高めるために無理をせず、ゆったりと過ごしましょう。血液を造るには時間がかかるので気長に改善に取り組みましょう。

血虚の食事

食事はバランスよく食べることが大切です。トマトやニンジンなどの赤い色の食品、黒ゴマ、黒豆などの黒い色の食品をとると血を増やし体温をあげるので効果的です。反対に、冷たいもの、油っぽいもの、刺激物、甘すぎるもの、辛すぎるものは避けましょう。その他に良いとされている食品には、プサクランボ、桃、インゲン豆、レンコン、さつまいも、キャベツ、レーン、なつめ、ひじき、鶏肉、レバー、まぐろ、かつお、マダイ、ヒラメ、カレイ、豆腐、納豆、生姜などがあります。

ヨガやストレッチ、水泳などの運動もお勧めですし、ゆっくり入浴し身体を温めることも必要です。ただし、激しい運動やサウナのように大量の汗をかくことはお勧めできません。

その他、鍼灸治療や四物湯(しもつとう)婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)帰脾湯(きひとう)などの漢方を利用しての治療もあります。

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